パナソニック システムネットワークスは、LTE/3G音声通話対応の堅牢タブレット「TOUGHPAD FZ-E1」および「TOUGHPAD FZ-X1」を7月下旬から出荷開始する。当初の取り扱いキャリアはWindows Embedded 8.1 Handheld搭載の「TOUGHPAD FZ-E1」がNTTドコモ、Android 4.2.2搭載の「TOUGHPAD FZ-X1」がKDDI。
価格はオープン。想定価格は150,000円前後となる。なお、2014年秋にはKDDIが「TOUGHPAD FZ-E1」を、NTTドコモが「TOUGHPAD FZ-X1」を取り扱う予定。2月の製品発表時点では提供キャリアは未定、発売時期は「FZ-E1」が6月中旬、「FZ-X1」が8月下旬となっていた。
TOUGHPAD FZ-E1/FZ-X1は、コンクリート面への3m落下試験や1.5mの水中駆動試験など独自の耐落下・衝撃性能試験に加え、 IP65/IP68の防塵防水も備えた音声通話可能な5型タブレット。米国国防総省の性能試験「MIL-STD-810G」にも準拠する。
想定用途は電気、ガス、水道、公共などに加え、運輸、物流、小売、製造の現場作業など。現場作業を意識した独自機能として、手袋をしたままでの画面操作や、水滴による誤動作を防止する「水滴誤動作防止機能」、照準器が付いた専用バーコードリーダー、6,200mAhの大容量バッテリなども備える。
両モデルの主な仕様は同等で、OSとCPUが大きな違い。「FZ-E1」では、OSがWindows Embedded 8.1 Handheld、CPUがQualcomm MSM8974AB(2.3GHz)。「FZ-X1」では、OSがAndroid 4.2.2、CPUがQualcomm APQ8064T(1.7GHz)となる。
その他の仕様は共通で、メモリは2GB、ストレージは32GB、ディスプレイは5型HD液晶(1,280×720ドット)で輝度は最大500cd/平方メートル。通信機能はIEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。主なインタフェースはUSB 2.0、microUSB、microSDカードスロット(SDHC/SDXC対応)、NFCなど。本体サイズはいずれもW87×D31×H165mm。重量はFZ-E1が約458g、FZ-X1が455g。