映画『ホットロード』の完成披露試写会が13日、都内で行われ、キャストの能年玲奈、登坂広臣(三代目J Soul Brothers)、鈴木亮平、太田莉菜、落合モトキが出席した。
本作は、紡木たくの同名漫画(集英社文庫刊)を原作に、『僕等がいた』などを手掛けた三木孝浩監督が実写化した青春ラブストーリー。寂しさを抱える14歳の少女・和希(能年)は、夜の湘南で不良チームの少年・春山(登坂)に出会う。次第に惹かれ合っていく2人だったが、チームのリーダーになった春山が抗争に巻き込まれてしまう――というストーリーで、映画は8月16日から全国公開。
主演の能年は、「多くの方に愛されている原作なので、忠実に演じなきゃとプレッシャーもあった」と心境を明かしつつ、「原作の澄んだ空気感が再現されていると思う」と自信を持ってアピール。劇中では、能年が登坂を殴るシーンもあり、「『思いっ切りきてください』と言われたけど、結構痛かったんじゃないかな?」と心配そうに話すと、登坂は「気持ちいいくらい。嫌いじゃない。本気できてくれたから自分の演技も引き出された」と笑顔で返し、女性客は黄色い歓声をあげた。
また、この日は能年の21歳の誕生日ということで、母親役を演じた木村佳乃がサプライズ登場。「玲奈ちゃん、おめでとう!」と特製のバースデイーケーキをプレゼントされた能年は、「めちゃくちゃ興奮してます!ビックリ!」と思わず顔をほころばせる場面も。続けて、「『似てる!親子に見えるね』と言われてホッとしました」と話すと、能年が主演を務めたNHKの連続テレビ小説『あまちゃん』の大ファンだったという木村は、「(共演が)本当にうれしくて。私の娘と同じくらい目が綺麗で本当に可愛い」と優しい笑顔を見せていた。