マイナビは、2015年卒業予定の全国大学4年生、大学院2年生を対象とした「2015年卒マイナビ大学生就職内定率調査」の結果を発表した。調査は6月26日~30日にかけて実施し、4,415件(文系男子1,085名、理系男子744名、文系女子2,086名、理系女子500名)の有効回答を得た。
特定の学生に内々定が集中する傾向あり
6月末の内々定率は前年同月比6.0pt増の62.1%と、昨年7月末時点の内々定率(61.5%)を上回っており、 1カ月早い進捗となった。学生の平均内々定保有社数も、前年同月比0.1社増の1.6社。複数社内々定を保有している学生の割合も前年同月比6.6pt増の35.6%(2社:20.5%、3社以上:15.1%)となった。
特に文系男子、理系男子は、3社以上内々定を保有している割合が上昇しており、特定の学生に内々定が集中する傾向が見られる。
文理男女別で見ると、理系男子70.2%、理系女子67.0%と、前月に引き続き理系学生の好調ぶりがうかがえる。内々定を保有している学生のうち、文系では5~6割、理系では7~8割の学生が「内々定先に満足したので活動を終了」と回答した。
満足して終了する割合はほぼ前年同月と変わらないものの、内々定率の上昇により、活動を継続する学生の割合は前年同月比3.8pt減の57.8%だった。