歌手で女優の神田沙也加が、13日に放送された日本テレビ系のトーク番組『おしゃれイズム』(毎週日曜22:00~22:30)に出演し、芸能一家の娘として華々しくデビューを飾った苦悩を語った。
俳優・神田正輝と歌手・松田聖子の間に生まれた神田沙也加。2001年5月に江崎グリコ「アイスの実」のCMで「SAYAKA」として芸能界デビューし、翌年には「ever since」で歌手デビュー。2003年には映画『ドラゴンヘッド』でヒロインに抜てきされるなど、デビュー当初からは彼女のもとには次々と大役が舞い込んだ。
この日、司会のくりぃむしちゅー・上田晋也から「芸能一家に生まれてよかったと思うところは?」と振られ、「ずっとそれは引け目でもあったんですが、きっかけをもらえたところ」と答えた神田。「ちゃんとオーディションを受けて芸能のお仕事に入ってきたわけではなかったので、ずっとコンプレックスで、真っすぐ頑張ってきた方に申し訳ないという思いがあった」と胸の内を明かした。
また、「最初のうちにいいお仕事をいただいたりしても、申し訳ないなという思いでいっぱいなところもあった」と当時を思い返しながら、「でも、13年後も(芸能界に)いるとは自分が一番思ってなかった」。映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版でアナ役を演じたことがきっかけで再び注目を集める存在となっているが、本人は「いまこうやって『おしゃれイズム』に出させていただくこともそうですし、アナのこともそうですし、本当に奇跡みたいなことだと思っています」と捉えている。
一躍時の人となっている現在の状況も「今もいつ無くなるか分からない」と冷静。「やれることは一生懸命やって、ちゃんと貯金もして」と堅実な一面もうかがわせた。