三井不動産は4日、富山県小矢部市にて開発を推進している、三井アウトレットパーク13施設目となる「(仮称)三井アウトレットパーク 北陸小矢部」を着工した。なお、開業は2015年夏を予定している。
富山県の自然や伝統と、最先端のショッピング環境を両立
同施設は、約13万平方メートルの敷地に、延床面積約4万5,000平方メートル、店舗面積約2万6,000平方メートルの2階建ての建物で、北陸エリアの気候を考慮したエンクローズドモール(屋内型モール)を計画。店舗数は約160店舗、駐車台数は約2,800台を予定している。
風光明媚な富山県の立地特性を生かし、「重なり、連動する」を建築コンセプトに、富山県の自然や伝統と最先端のショッピング環境が両立した空間を提供。また、敷地内に高さ約50mの観覧車の誘致や、子供向けの遊具を設置した屋外広場の整備を計画しており、ショッピング以外の楽しみも充実させる予定だという。
北陸エリアでは、2015年春に北陸新幹線の開通が予定され、今後国内のみならずアジアを中心とした、海外からの観光客の増加も期待されている。同施設では、プレイヤールーム(礼拝室)や無料Wi-Fiスポットの設置、館内サインやパンフレットの多言語対応といったハード面のほか、北陸エリアの豊富な観光施設との連携やマレーシア・台湾で当社が開発を推進しているアウトレットモールとの相互送客など、ソフト面でも対応する。
店舗は、国内外の著名ブランドをはじめとした、レディス・メンズファッション、キッズ、スポーツ&アウトドア、アクセサリー、ファッション雑貨などに加え、地元飲食店や地産地消の要素を取り入れた店舗の誘致を予定している。
計画地は、主要幹線道路である国道8号線に隣接しており、能越自動車道・福岡インターチェンジから3km、北陸自動車道・小矢部インターチェンジから約8kmと、富山県内はもとより、北陸エリア全域を含む広域からの道路アクセスに優れた立地となる。所在地は、富山県小矢部市西中野字鷲場1番1他。