美容経済新聞社はこのほど、「化粧品へのこだわり調査~女性は何を重視しているのか~」の調査結果を発表した。同調査は6月9日~10日、コンピューター・プラニング・リサーチと共同で実施。20歳代~60歳代の女性500名から回答を得た。

女性が化粧品を選ぶ際は、経済性よりも「効果」を重視する人が多い (C)2014 美容経済新聞社&コンピュータプラニングリサーチ社 共同調査

「洗浄」「整肌」化粧品は98~99%が使用しており、価格よりも効果を重視

同調査では、メイクまでの過程で使用する化粧品を「洗浄」化粧品(洗顔料、メイク落としなど)、「整肌」化粧品(化粧品、乳液、クリーム、パックなど)、「注入」化粧品(美容液)、「ベースメイク」化粧品(ファンデーション、パウダー、下地クリーム、BBクリーム、CCクリーム、日焼止め、UVカットクリームなど)の4カテゴリーに大別し、「経済性」「効果」「複数機能」の中で何を重視するかを質問した。

調査の結果、経済性、効果、複数機能の中で「価格を考慮しながら、自分の望む効果が得られるかを重視する」が4カテゴリー全てで最も高い割合を占めた。年代別にみても全体と同じ結果だった。「とにかく安価」を重視する割合は少なく、全体で10%を越えたカテゴリーはなかった。また、「価格が高いから信頼する」割合は全体レベルで10%程度となり、「安いから」「高いから」が購入決定に至る傾向は弱いことがわかった。

「もっともこだわりの高いアイテム」を聞いたところ、1位は「化粧水」の25.2%。以下、「洗顔料」(21.6%)、「ファンデーション」(11.4%)、「美容液」(10.4%)、「クリーム」(8.0%)が続いた。

年代別に見ると、30代、60代は約30%が化粧水に、40代、50代は約25%が洗顔料にこだわっており、「洗い落とすこと」「水分を補給する」アイテムにこだわりがあるという結果になった。なお50代は、こだわりが上記5つのアイテムで分散している傾向(洗顔料が26%、その他4アイテムが13%前後)が見られた。また、30代は「注入」以外で「経済性重視」の数字が各年代間で最も高いことから、経済性も重視している年齢層だということがわかった。