マイナビは、2015年卒業予定の学生を対象とした「2015年卒マイナビ学生就職モニター調査6月の活動状況」の結果を発表した。調査は6月26日~7月1日にかけて行い、1,217名(文系男子249名、理系男子405名、文系女子252名、理系女子311名)から有効回答を得た。

入社意志を固めた時期

活動量は全ての項目で文系が理系を上回る

内々定保有者の6月までの活動を文理別に見ると、活動量は全ての項目で文系が理系を上回った。内々定を受けた時期については、3月中旬から4月中旬にかけて理系が文系を上回って推移している。

内々定後、入社意志を固めた時期については、理系が「4月上旬」(21.2%)をピークに以降の割合を下げているのに対し、文系は4月上旬から5月中旬まで緩やかに推移している。企業からもらった猶予期間は、理系は文系より6.8pt多い37.9%が「内々定を受けたその場で即決」と回答しており、理系は文系よりも、時期は早いようだ。

6月までの活動量は、前年同月同様全ての項目で活動継続中の内々定保有学生が未内定学生を上回った。特に「エントリー社数」では、活動継続中の内々定保有学生が82.2社、未内定学生は52.0社と大きな差が見られる。

今後の活動でこだわるポイントは「安定性」「給与」「やりがい」

今後の活動において「こだわる」ポイントを尋ねたところ、活動継続中の内々定保有学生と未内定学生とも「安定性」「給与・待遇」「仕事のやりがい」が高かった。「職場環境」「勤務地」については、未内定学生が重視している。

今後の活動において「こだわる」ポイント

地域総合職として就職する場合、特定地域内での転勤の許容範囲をエリア別に見てみると、どのエリアも「同じ都道府県内」が最も多く、全体で44.3%だった。また、今回初めて「一般職を志望する理由」を尋ねたところ「転居を伴う異動がないから」(54.0%)、「サポートするほうが自分に合っていると思うから」(36.1%)、「事務作業が得意だから」(18.9%)などの理由が挙げられた。

一般職を志望する理由