あきんどスシローが運営する回転寿司店のスシローは7月8日から、サイドメニュー"寿司に合うラーメン"の第2弾「鶏そぼろ入り西京味噌ラーメン」を販売している。第1弾の「出汁入り鶏がら醤油ラーメン」は350万食以上を売り上げるなど話題になっているが、新作は本当に寿司に合うのか? 実際に食べて確かめてみた。
まずは寿司を
今回筆者が試食したのは、「あきんどスシロー『夏の商品発表会』」にてふるまわれた「国産生本鮪づくし6貫盛り」と「鶏そぼろ入り西京味噌ラーメン」。ラーメンが"寿司と合うか"を確かめるために、まずは寿司をいただいてみよう。
「国産生本鮪づくし6貫盛り」は、水揚げ後一度も冷凍しない生のマグロを"最もおいしい状態"で提供するという、同店のこだわりが詰まったマグロのにぎりの盛り合わせである。盛り合わせの内容は、大トロと赤身が1貫ずつ、中トロが4貫となる。
まずは大トロを食べてみる。身はやわらかく、舌の上でうまみがじんわりと溶け出すような味わい。後に残る風味もかすかに甘い、ぜいたくな一貫だ。中トロは歯ごたえを残しながらもやわらかな歯切れで、脂もほどよく、しつこくない。赤身はというと、口当たりはあっさりしているが、しっかりしたうま味と食感が残り、何個でも食べられそうだ。
ラーメンのこだわりとは?
さて、一通り寿司を堪能したところで、いよいよラーメンを食べてみよう。
"寿司に合うラーメン"の新作「鶏そぼろ入り西京味噌ラーメン」は、180年の歴史を持つ京都の老舗みそブランド「西京味噌」とのコラボレーションにより生まれた商品である。青ネギ、白髪ネギ、揚げネギの3種のネギのほか、鶏もも肉のそぼろがトッピングされた、白みそ仕立てのみそラーメンだ。
1口麺をすすってみる。まろやかな白みそのスープがよく絡んで、どことなく上品な味わいだ。スープを飲めば、トッピングの揚げネギの風味が香ばしい。たしかにおいしいラーメンだが、"寿司に合う"と言えるのか……。
もう一度寿司を食べてみて、ラーメンにも箸を伸ばす。何度かその食べ合わせを繰り返して気づいた。ラーメンを食べた後すぐに寿司を口に入れても、魚介の風味や脂のうま味を、ラーメンの後味が邪魔しないのだ。"寿司に合う"とはこういうことか!
上品でまろやかな"西京味噌ラーメン"は、うま味が十分にありつつも、塩辛さはあまり強く感じない。同社によれば、この味のバランスが、寿司のうま味と塩味を損ねない秘訣(ひけつ)なのだという。
他に類を見ない、"寿司に合うラーメン"というサイドメニュー。同店こだわりの寿司と合わせて、ぜひ1度試してみてはいかがだろうか。今回試食した「国産生本鮪づくし6貫盛り」は、8月6日までの期間限定販売で、価格は900円。「鶏そぼろ入り西京味噌ラーメン」は280円となっている。
※価格は全て税別