2年間の保護観察期間が与えられたジャスティン・ビーバー (C)BANG Media International

カナダ出身のポップス・R&Bシンガーのジャスティン・ビーバーに、2年間の保護観察期間が与えられ、アンガー・マネージメントのプログラム実践が義務づけられたことが明らかになった。

今年1月に当時住んでいたカリフォルニア州カラバサスの近所の住民宅に卵を投げつけた件で、7月9日に器物損壊の軽罪に対して不抗争を申し立てたジャスティンは、刑務所行きを免れるための手段として、保護観察期間を設けることになった。概要は、少なくとも各週に12週間クラスに出席すること、被害者に8万900ドル(約800万円)の賠償金の2点。同州バン・ナイズの法廷での聴聞に出席を求められなかったジャスティンだが、CNNによれば、上記2点に加えて、合計5日間のゴミ拾いや壁の落書き消しといった地域活動に従事することも言い渡されたという。聴聞の後でジャスティンの広報担当は、「ジャスティンはこの件を解決できて喜んでいます。今後もキャリアと音楽活動に集中して前進していくつもりです」と声明を発表している。

本件の被害者は以前、ジャスティンによって受けた自宅の被害は、建物の大部分の壁を塗り直さなければならないため推定2万ドル(約200万円)だとしていたが、裁判官は修復には8万ドル(約800万円)を超える金額が必要と話している。事件後には、ジャスティンと近隣住民との対立が深まったため、3月にジャスティンは自宅をクロエ・カーダシアンに売ってその地域を去ったが、被害者とその家族には100ヤード(約91メートル)以内に近寄ってはいけないという接近禁止令も言い渡されている。

なお、ジャスティンは1月にマイアミで飲酒運転のために逮捕された件でも、起訴取り下げのために司法取引の最中と報じられている。

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