中国人が日本で買い物というと電化製品、あるいはお金持ちが銀座でブランド品を買いあさるといったイメージがあるかもしれない。実際に彼らは日本旅行で何を買っているのだろうか。中国版ツイッター「ウェイボー」から日本で買ってきた物、欲しい物、もらったお土産を100ツイート分抽出してみた(数点挙げている場合は各品ごとに1票とカウント)。
日本の「カワイイ」が中国人を魅了
第1位は21票の「化粧品」。中国では資生堂やSKIIの知名度が高いが、この「化粧品」の大部分はドラッグストアのチープなコスメ。フェイスパックや1,000円程度の化粧水などがお土産として重宝されているようだ。
第2位は20票の「アニメグッズ」。今の中国の若者たちは日本のアニメを見て育っている。ちびまる子ちゃんや名探偵コナン、スタジオジブリのアニメといったほほ笑ましいものから、ディープに同人誌を手に入れる人まで、様々な人々がここには含まれている。アニメグッズには含まなかったがサンリオキャラクターも人気が高く、それを合わせて「キャラクターグッズ」とくくれば28票という圧倒的な数になる。日本のキャラクターが中国に浸透している様子が感じられる。
第3位は9票の「ファッショングッズ」。洋服や靴、バッグなど、原宿や渋谷は若い女の子の憧れのようだ。また、浴衣も日本ならではのお土産として人気が高い。
中国では手に入りにくいアレが人気
第4位は8票のサンリオグッズ、そして7票で第5位となったのが日本でもお土産の定番である「お菓子」だ。北海道が人気の観光地であるためか、「白い恋人」「じゃがボックル」といった品が目につく。中には、「なんで日本に行く人は、みんな白い恋人を買ってくるの?」という言葉も。
第6位は6票の「薬」、人気は蚊よけと目薬だ。気になったのが、5票で第7位の「DVD、CD」。日本の歌手のものが欲しいのかと思いきや、韓流アイドルや英語圏の歌手のものも含まれている。
中国ではもちろん違法であるが、海賊版のCDやDVD、ネットからのダウンロードで、格安でお気に入りの歌手の作品を手に入れることができる。その一方で、正規版を手に入れるのは難しい。例え「正規版」と銘打たれていても、「正規版」と書かれた偽物である可能性も高いのだ。日本ならば確実に正規版が手に入るという理由が、このエントリーではないかと推測される。
たった1票ながら気になったのが「宝塚グッズ」だった。「日本に行ったら宝塚に行くべし!」と鼻息の荒い意見からは、中国人の日本文化へ興味の幅広さがうかがえた。
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