俳優の佐藤健が10日、東京・新宿ピカデリーで行われた映画『るろうに剣心 京都大火編』(8月1日公開)の試写会イベントに出席した。
主人公・緋村剣心の宿敵である藤原竜也演じる志々雄真実にも注目が集まっている本作。佐藤は志々雄を「最強の敵」と評価し、「見ていただければ分かるんですが、すごい怖いんですよ。全身包帯で」と迫力の風貌を説明しながら、「包帯をとったら…」と続ける。目と口には火傷の特殊メイクが施されているため、包帯を解いてしまうと当然、目と口以外の部分は健康的な肌。佐藤はその状態を「パンダみたいな」と表現し、「それはね、割とチャーミングなんですよね」と現場にいた者だけが知ることができる"志々雄真実の素顔"を暴露した。
2012年夏に公開された実写映画第1弾の前作『るろうに剣心』は、興行収入30.1億円を超えるヒット。第2弾となる今作は、原作ファンの間で最も人気の高い「京都編」をベースに、「京都大火編」(8月1日公開)と「伝説の最期編」(9月13日公開)の2部作で描かれる。佐藤は「僕たちは前編と後編、2つで1つのつもりで撮影していました」と振り返り、「僕の中では前編の剣心は本気を出していないんですよ」と説明。「後編で"本気の剣心"があるので、アクションは後編に注目してほしい」とアピールし、「前編は余裕で戦っているところが多い。余裕感を出すのが難しかった」と苦労話も明かした。
この日は「納涼」にちなんで、衣装は浴衣。イベントには神谷薫役の武井咲も出席し、2人そろって涼しげな装いで登場した。また、浴衣で参加した観客を対象に、佐藤と武井が自ら抽選。それぞれ1人ずつの当選者に、朝顔の鉢植えがプレゼントされた。