へそのごまって何からできてるの? 取ってよいの??
入浴時などに見かけることも多いであろうへそのごま。だが、意外と詳しい知識を持っていない人も多いのではないだろうか。そこで、その正体を含め、正しいケア方法などをまとめてみた。
へそのごまの正体はアカ
ふだんはあまり気にすることもないへそのごまだが、その正体は実は体のアカなのだ。毎日の入浴において体は清潔に洗っていても、へそ周りは意識して念入りに洗うという人はそんなに多くはないだろう。毎日の生活でたまっていくアカが、そのままこびりついたままの状態になっているものが、へそのごまというわけだ。その大きさや量は個人差があるようだが、新陳代謝がよい人や恰幅(かっぷく)のよい人など、比較的汗をかきやすい人ができやすいようだ。
へそのごまは除去すべし
清潔感あるへそであるためにも、やはりへそのごまは除去した方が良い。しかも、へそは東洋医学においてエネルギーの行き交う場所とされている、非常に神聖な場所だ。へそのごまによってへそがふさがれてしまうと、体調にも影響が出てくる可能性もあるとのことなので、ちゃんと取り除くようにしよう。
油を使うことで、痛みのない除去を
無理なくへそのごまを除去するには、オリーブオイルなどの油をへそにさすことがポイントだ。油をさしてからしばらくするとへそのごまが溶けてくるので、溶けて取りやすくなったところを綿棒で優しくこすり、取り除くとよい。
ただ、へそは腹膜や腸に近いデリケートな場所にあるため、取り除く際には細心の注意が必要だ。へたにへそを傷つけてその箇所から雑菌が入ろうものなら、炎症を起こしてしまう危険性もある。
人によっては米粒ほどの大きさになることもあるそうなので、あまりにも大きい場合は病院で対処法を聞いたり、専門家に取り除いてもらったりした方が安心だ。また、へそのごまをためないための日々のケアとして、ぬれタオルなどで毎日へそ周りをきれいにすることを心がけるようにしよう。
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監修: 三浦孝昌院長