ゆでた鶏肉をご飯の上にのせたタイの大衆料理「カオマンガイ」。その「カオマンガイ」を東京・渋谷のど真ん中で食べられる専門店「ガイトーン Tokyo」が、7月11日にオープンする。タイではほぼ毎日行列ができるほどの人気だという、本場の味の「カオマンガイ」を、開店に先がけて味わってきた。
ウマさで手が止まらない!
「カオマンガイ」の「カオ」はご飯、「マン」は油、「ガイ」は鶏肉を意味するタイ語だそうだ。ご飯は、鶏肉をゆでたスープで炊いたジャスミン米。その上にゆで上げた鶏肉をのせ、ソースをかけて食べるという料理である。
このたびオープンする「ガイトーン Tokyo」は、タイ・バンコクにて1960年に創業した「カオマンガイ」の専門店「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」の日本第1号店。タイの本店は、ランチタイムやディナータイムでは、ほぼ毎日満席になるほどの人気だという。
メイン料理は「カオマンガイ」のみで、テイクアウトも可能。現地の味を忠実に再現したというその一品をいただいてみよう。
運ばれてきた「カオマンガイ」は、こんもりと盛られたご飯の上に大きめに切られた鶏肉がのった、シンプルながらボリュームを感じる見た目だ。パクチーをのせ、別添えの特製ソースをかけて早速1口。
……ウマい! 鶏肉は大ぶりなのにスプーンで簡単に切れるほどやわらかく、それでいて食感もしっかりと残っている。ジャスミン米のご飯はほどよい弾力があり、あっさりした鶏肉とマッチ。そこに甘辛くスパイシーな香りのソースが絡むと、もう手が止まらなくなってしまう。フレッシュなパクチーが味に変化をつけ、飽きることなく食べ続けられるのもポイントだ。
なお、パクチーはのせ放題で、苦手な人はのせないこともできる。パクチーに関しては料金を設定しておらず、タイのための募金という形で「気持ち」の分の金額だけ受け取っているという。
特製ソースは、タイ本店のレシピを「極限まで再現」したという一品。タイのみそやしょうゆ、黒酢じょうゆを混ぜ合わせて発酵させてあり、ニンニクやショウガ、トウガラシが薬味として入っている。甘辛くてスパイシー、それでいて深みのある味わいのソースとなっている。
価格は、「カオマンガイ」「ソムタムサラダ」「スープ」の3品がセットで850円。「カオマンガイ」は50円追加で大盛りにできる。また、「カオマンガイ」の単品価格は700円で、パパイアにサクラエビの入った「ソムタムサラダ」が150円、鶏の濃厚なうまみが楽しめる「スープ」が50円、タイのビール「シンハービール」が560円、各種ソフトドリンクが280円となる。
オープン当日は1杯100円!
同店では、オープン日である7月11日の1日限定で、「カオマンガイ」を100円で提供する。大盛りの対応はできないほか、鶏肉がなくなり次第終了となるという。当日は行列が予想されるため、暑さ対策などには注意が必要とのこと。
思わず筆者の手が止まらなくなってしまったウマさの「カオマンガイ」。これを機会に、味わってみてはいかがだろうか。
同店の所在地は東京都渋谷区渋谷3-15-2で、営業時間は11:00~23:00(22:30にラストオーダー)となる。
※価格は全て税込