ひたちなか海浜鉄道代表取締役社長の吉田千秋氏が代表理事を務める「ローカル鉄道・地域づくり大学」はこのほど、8月に茨城県ひたちなか市で実施する「2014年度サマースクール」の概要を発表した。
3回目を迎える今年のサマースクールは、過去の参加者や鉄道経営希望者向けのスクール(第1回)と、初めての参加者やライトな鉄道ファン向けのスクール(第2回)に分けて実施する。
第1回(8月23・24日)では、公募社長である吉田氏が鉄道経営希望者に向けて体験談と経営基礎知識を語るほか、全国ローカル鉄道の経営を数字を通して分析。初心者向けの第2回(8月30・31日)では、実際の車両を用いて鉄道車両の構造や整備を学ぶほか、写真家の米屋こうじ氏による写真講座などを行う。
第1回・第2回共通のプログラムとして、ひたちなか海浜鉄道の4つの延伸案を実際に巡り、それらの案について徹底討論するワークショップや、特徴的な取組みが目立つ由利高原鉄道(秋田県)と熊本電気鉄道(熊本県)を題材とするケーススタディ、ひたちなか市公共交通対策室の現役職員が出席するパネルディスカッションも行う予定だという。
各回定員30名で、参加費用は各回とも2万9,000円(税込)。費用にはひたちなか海浜鉄道フリー乗車券、宿泊費、懇親会費用、食費が含まれる。「ローカル鉄道・地域づくり大学」ウェブサイトから申込み可能だ。