ドイツのビー・エム・ダブリューはこのほど、4月から販売開始した新型「MINI」のラインアップに、「MINI ペースマン」を追加すると発表した。外観は従来モデルを踏襲し、エンジンは大幅に進化した新モデルで、燃費、最高出力ともに向上している。
「MINI ペースマン」は、「MINI」のボディを大型化した4ドアモデル「MINI クロスオーバー」を2ドアとしたモデル。従来モデルでは、「MINI クロスオーバー」が発売されて人気を博した後に発売されたが、今回、「MINI クロスオーバー」と同時に発表された。
エクステリアは従来モデルとほとんど見分けがつかないほどのキープコンセプトで、グリル内の水平ラインが新モデルの識別点といえる。このほど公開された写真は、「MINI ジョン・クーパー・ワークス ペースマン」のものだが、赤いキャラクターラインが大胆に取り入れられ、スペシャリティクーペとしてのキャラクターがより明確になったといえる。
インテリアは従来モデル同様、各シートが独立した4シーターでスポーティさを強調。スピードメーターやタコメーターには、ダークカラーの文字盤が採用された。エンジンは刷新され、トップモデルである「MINI ジョン・クーパー・ワークス ペースマン」には、最高出力190PSを誇るターボエンジンが搭載される。足回りは全モデルにスポーツサスペンションが標準装備となり、タイヤ別の空気圧監視システムも標準で装備されるという。なお、同モデルの日本仕様、日本での販売価格などは発表されていない。