ドイツのビー・エム・ダブリューはこのほど、新型「MINI クロスオーバー」を発表した。4月から販売されている新型「MINI」をベースにしたモデルで、新型エンジンによりパワーと燃費性能が向上している。
新しい「MINI クロスオーバー」は、ハッチバックモデルと同様、従来モデルと見分けがつかないほどのキープコンセプトのエクステリアを採用。ホイールベースを延長した4ドアボディに、SUVテイストの迫力あるフロントマスクを組み合わせている。ブランドのアイデンティティである6角グリルの中にメッキの水平ラインが入る点、ヘッドライト周りがブラックアウトされている点が新モデルの特徴だ。
エンジンは4気筒ガソリンエンジンと4気筒ディーゼルエンジンをラインアップ。すべてのエンジンは排出ガス基準EU-6に適合している。「MINI クーパー S クロスオーバー」は出力を向上した190PSのエンジンを搭載し、燃費も向上。トランスミッションは標準で6速MT、オプションで6速ATが用意される。4輪駆動モデルも引き続き用意される。
インテリアはより洗練されたディテールデザインとなり、プレミアム感が高まった。リアシートは13cmの調整幅を持つ前後スライドが採用され、40:20:40の3分割で折りたためる。ラゲッジスペースは350リットルから1,170リットルまで拡張することが可能だ。
なお、これらの仕様はドイツでの発表であり、日本仕様の詳細や価格などについては発表されていない。