阪急交通社はこのほど、2014年の夏休み期間(7月13日~8月31日)の旅行動向について発表した。

注目の富岡製糸場

海外旅行は、円安などの懸念材料があるものの、ヨーロッパは前年並みを維持し、米国・カナダは前年を大きく上回るなど、遠距離方面が好調に推移している。この好調の背景には、都心からもアクセスがよく、地方空港から羽田空港経由で出発しやすいというメリットがある羽田便の新設が影響しているようだ。一方、アジアは中国・韓国は低水準だが、台湾は前年同時期比210%と好調だ。

人気の絶えない富士山

話題の竹田城跡

国内旅行は、お盆の時期の前年同時期比較でも、130%と好調に推移している。特に世界登録遺産が決定した富岡製糸場、昨年に登録された富士山や、日本の「マチュピチュ」とも称される竹田城跡など、話題の地が人気のようだ。

前年と比べると四国は115%、九州は120%、沖縄は160%といずれも100%を超えている。北海道は前年並みだが、昨年に続き今年も「釧路長期滞在」は、気候の快適性からもニーズが高い。