三井不動産は8日、千葉県柏市「柏の葉スマートシティ」にて、駅前中核街区「ゲートスクエア(GATE SQUARE)」をグランドオープンした。
「柏の葉スマートシティ」第2ステージの将来イメージ |
「ゲートスクエア」オープンを機に、第2ステージの街づくりに移行
「柏の葉スマートシティ」は、同社のスマートシティ戦略のフラグシップ・プロジェクトとして進める街づくり。今後は「ゲートスクエア」の誕生を機に、2030年に向けた街づくりの方針となる「イノベーションキャンパス構想」に基づいて事業を推進する。
同社は、2005年のつくばエクスプレス開業以降、「柏の葉スマートシティ」における街づくりの第1ステージとして、柏の葉キャンパス駅周辺の4つの街区を「先行モデルエリア」と位置づけ、環境共生・健康長寿・新産業創造をテーマに街づくりを進めてきた。
今回の「ゲートスクエア」のグランドオープンによって、住宅、商業、オフィス、ホテル、ホールなどの都市機能が集積した、複合開発型のスマートシティが本格稼動する。そして今後は、同施設のさらなる進化・成長を目指し、周辺エリアの開発に着手し、第2ステージの街づくりに移行するという。
第2ステージのテーマは、「多様なプレイヤーが次々とイノベーションを起こす街」。街づくり方針を、「ミクストユースの街づくり」と「水と緑にあふれたアーバンデザイン」とした。
「ゲートスクエア」を中心に具現化したスマートシティの機能を、街全域(約300万m2)へ広げていくとともに、公・民・学で連携しながら次世代ライフサイエンスの産業創造拠点の開発などを実施。千葉県、柏市、東京大学、千葉大学が共同で策定した「柏の葉国際キャンパスタウン構想」で駅前街区周辺ゾーンに住宅一体型の研究開発複合拠点の形成を図るエリアとして策定された、「イノベーションキャンパス構想」の実現に向けた街づくりを進めていく、としている。
同社は第2ステージ以降において、「柏の葉スマートシティ」を進化・成長させていくとともに、スマートシティによるビジネスモデルを確立し、国内外に向けた街づくりの輸出展開を推進。「ゲートスクエア」では施設見学ツアーやイベントを開催し、同社が推進するスマートシティ戦略の"ショーケース"としても機能するという。各イベントなどの詳細は、同社ニュースページを参照のこと。