スマートフォンを活用したマーケティングリサーチ事業を展開するリビジェンはこのほど、「音楽についての調査 新しい音楽との出会い方と、カラオケのレパートリー」の結果を発表した。同調査は、同社が手掛けるアンケートアプリ「スマモニ」のユーザーを対象として6月30日に実施。500名の回答を得た。
今年CDを購入した人の8割は購入枚数3枚以下
「2014年になってからCDを購入したことがあるか」を聞いたところ、「ある」は38.4%、「ない」が61.6%だった。
「ある」と答えた人に「2014年になってから何枚のCDを購入したか」を聞いたところ、「1枚」(44.3%)、「2~3枚」(35.9%)、「4~5枚」(12%)となり、約8割がCD購入枚数3枚以下だった。また、「生活圏内(片道30分程度)にCDショップはあるか」を聞いたところ「ある」が77.6%、「ない」は22.4%だった。
音楽配信サービス利用者はCD購入者よりも少ない
「2014年になってから、iTunesなどの音楽配信サービスで楽曲を購入したことがあるか」を聞いたところ、「ある」がCD購入者より少ない35.2%、「ない」は64.8%となった。さらに「定期的に読んでいる音楽誌はあるか」について、「ある」と答えた人は6%だった。
「2014年になってから音楽ライブに行ったことがあるか」を聞いたところ、「行ったことがある」は20.2%、「行ったことはないが、行く予定はある」は16.4%で、「行ったこともないし、行く予定もない」人は63.4%だった。
カラオケのレパートリーは増加
「ここ数年で、カラオケで歌える曲のレパートリーは増えたか」を聞いたところ、「増えた」は37.6%、「変わらない」は45%、「減った」は17.4%だった。年代別に見ると10代は「増えた」が58.6%、20代は「増えた」が46.8%だった。30代では「増えた」が24.2%、「減った」が29.1%と、レパートリーが減っている人が多くなった。
カラオケで歌うレパートリーの増減について自由回答で聞いたところ、「増えた」と答えた人からは「YouTubeなどでいろいろな音楽を聴く機会が増えた」、「変わらない」と答えた人からは「いい曲がない。歌える曲がないから」、「減った」と答えた人からは「歌う曲が定番化してきた。テレビをつけないため、新しい曲をテレビなどでも聴かなくなった」などの声があったという。