京都宇治茶の老舗・伊藤久右衛門はこのほど、昨年より本格展開している酒のブランド「夜半のみどり」シリーズの新商品として、「夜半のみどり~宇治抹茶×丹波ワイン」の販売を開始した。
同社は一昨年5月、創業以来初めてとなる酒類商品化に踏み切り、宇治茶のお酒「夜半のみどり~抹茶×純米酒~」を販売した。同商品は初回限定450本が即時完売となり、反響が大きかったことから、昨年より本格的に酒類販売を開始した。
今回発売した商品は、果実味が特徴の白ワインに石臼挽き抹茶を配合した果実酒。同社が自社農園でぶどうの栽培も行う京都のワインメーカー「丹波ワイン」と共同で開発したという。
宇治抹茶本来のうま味や色を最大限に生かすため香料や着色料は使用せず、しばらく置いておくと瓶の底部に抹茶の成分が沈んで見えるほどの量を配合した。ぶどうの酸味と甘み・宇治抹茶のほろ苦さとうま味が調和した味わいで、食事とともに飲むほか、サングリアのようにロックやソーダ割りでも楽しむことができる。
ブランド名「夜半のみどり」は、小倉百人一首にある紫式部の歌にちなんでいる。大切な人と語り合うときに飲んでほしいという思いが込められているとのこと。
価格は1,944円(500ml)、1,296円(300ml)。店舗またはオンラインショップで販売している。
※上記価格は全て税込