ヤマハ発動機は7日、水冷4ストローク直列2気筒・689ccエンジンを搭載したスポーツモデルの新製品「MT-07」および、ABS標準装備の「MT-07A」を、8月20日に発売すると発表した。
MT-07とMT-07Aは、走りの楽しさと街中で映えるファッショナブルなスタイル、コストパフォーマンスを調和させたモデルで、軽くてコンパクトなボディや、扱いやすくパワフルなエンジン、俊敏性を備えながらもビッグバイクとしての風格を備えた新デザインが特徴。
重心位置や軸間距離・リアアーム位置などのディメンションをエンジン特性に合わせて最適化した新フレームを採用し、ライダー操作とマシンの動きが連動する心地よい走行フィーリングを実現。また、リアのリンク式モノクロスサスペンションは、ショック荷重を受け止める構造物がフレーム側に不要で、良好なフレームバランスや軽量化に貢献している。
新開発されたエンジンは、ライダーが自分のペースで走りを楽しめることを基準とし、実用域で使用頻度の多い中低速域での粘り強いトルク、リニアなレスポンス、扱いやすいパワーのバランスが図られている。そのほか、放熱性に優れるダイレクトメッキシリンダー、軽量化と低振動化に貢献する1軸バランサー、ロス馬力を低減するオフセットシリンダー二輪、小型設計クラッチ、チャンバータイプの2into1ダウンマフラーを採用している。
メーターには、ビジュアルに情報を得やすい小型フル液晶型マルチファンクションメーターを採用。エンジン回転数のバー表示は、4,000~8,000r/minのトルクバンド表示面を幅広くとって発生トルクのボリューム感を強調したほか、ギアポジション表示やECOインジケーターも装備している。
価格は、MT-07が69万9,840円(税込)、MT-07Aが74万9,520円(税込)。