6月26日、東京都・銀座に和食店「小熊」がオープンした。料理長を務める小岩浩高さんは、北海道のすし店で修行後、東京都・新橋の老舗京料理店「京味」で6年にわたって研鑽を積み、そのほかにも懐石料理店などで腕を振るった後、2008年に六本木でカウンターのみの割烹「小いわ」を開店(現在は閉店)。そしてこのほど、銀座に「小熊」をオープンさせた。

東京都・銀座にオープンした和食店「小熊」。料理長の小岩浩高さんは新橋の「京味」出身

小岩さんの料理は、素材の目利き、素材を生かしきる創意工夫と技で多くの人々から愛されているといい、奇をてらうことなく、和食の基本をしっかりと守った料理には、「産地直送の逸品、旬を迎える新鮮なものだけを使用しています」とのこと。

ディナーのみの営業で、熟成肉や熟成刺身も楽しめるコースが基本

「すっぽん鍋」はコースの締めに供される。各種そろえる日本酒は、宮城県・新澤酒造の「残響」もオンメニュー

ディナーのみの営業で、コースが基本。中でも熟成肉を使ったメニューは、専用冷蔵庫内で約40日間かけて熟成させた牛肉を使用。炭火で30分ほどかけて焼き上げたその一品は、赤ワインにももちろん合うが、日本各地から取り寄せた日本酒約10種の中からあわせてみるのもオススメという。さらには他ではあまり見かけない熟成刺身も用意。コースの締めには、「すっぽん鍋」が供される。

客席数はカウンター8席、個室14席(3室)。ディナーの想定客単価は2~3万円前後。

店名ロゴは、書道家・武田双雲さんによるもの