大塚商会は7日、東京都大田区城南島に物流センター「東日本物流センター」を開設すると発表した。オープンは2014年8月。延床面積は約5万平方メートル、地上8階建(倉庫5階層)。

「東日本物流センター」参考画像

京浜島(東京都大田区)にあった物流拠点を移転拡充し、首都圏の顧客からの受注量拡大に対応する。これにより、オフィスサプライ通販事業「たのめーる」の首都圏における地域密着型サービス展開の拡大に対応するとともに、IT機器関連商材の全国的なハブ機能を備えることで、顧客への商品供給品質の向上を目指すという。

倉庫内の全照明にLED照明を約6,000個採用し、大幅な省エネを実現。年間で約49万kw、CO2換算で約190トンの削減効果を見込んでいる。また、建物の免震構造やネットワークの二重化など最新のBCP機能も完備している。

倉庫内のほか、外壁の自光看板にもLEDを採用

最新の商品搬送設備(全長4,000m)を導入したほか、折りたたみコンテナ自動組み立て機やラベル自動貼り付機等の設備により省人化がなされ、品質や出荷スピードが向上。さらに出荷用DPS(デジタルピッキングシステム)の導入により、ピッキング要員を25%削減し、従来のピッキング方式に比べて作業者のスキルに頼ることのない作業環境を実現したという。

大型商材の保管区には自走式移動棚を採用し、保管能力が同一面積で1.5倍に拡大。「たのめーる」のビジネス拡大による保管能力拡大にも対応できるよう、保管効率にも効果を発揮するとしている。