財務省は7日、2014年6月末現在の外貨準備高等の状況を発表した。それによると、6月末時点の外貨準備高は前月末比100万ドル増の1兆2,839億2,100万ドルとなり、3カ月連続で増加した。海外に保有する債券の利息収入が増えたほか、金相場が上昇したことなどが要因とみられる。
項目別に見ると、外貨が1兆2,160億500万ドルで、このうち証券が1兆2,017億800万ドル、預金が142億9,700万ドル。預金の内訳は、外国中央銀行およびBISへの預金が79億7,700万ドル、本邦金融機関への預金が53億2,000万ドル、外国金融機関(本邦内拠点分)への預金が10億ドルだった。
IMFリザーブポジションは149億400万ドル、SDRは201億5,700万ドル、金は323億5,300万ドル、その他外貨準備は5億200万ドルとなった。
また、その他外貨資産は486億9,500万ドルとなった。