川崎鶴見臨港バスはこのほど、国土交通省の「電気自動車による地域交通グリーン化事業」の支援対象事業に選定されたことを受け、電気バス(スマートEVバス)1台を今年度中に導入すると発表した。

電気バス走行ルート案(川崎鶴見臨港バス・川崎市提供)

この事業は、バス・タクシー事業者などが電気自動車(プラグインハイブリッド自動車や燃料電池車を含む)を導入する際、費用の一部を補助するというもの。バスの場合は車両本体価格と充電施設それぞれについて、導入費用の50%を国が補助する。川崎鶴見臨港バスは今回、電気バス1台と急速充電設備1基について導入費用の補助を受けることが決まった。

新たに導入する電気バスは、川崎市交通局と共同運行する川崎病院線(川崎駅前から市立川崎病院方面へ向かう路線)の一部便に投入される。同路線は1周約2.4km。大人・小児ともに運賃100円の「ワンコインバス」として運行している。