名古屋市交通局はこのほど、「トリノラッピングバス人気投票」の投票結果を発表した。
これは、名古屋市の姉妹都市であるイタリア・トリノ市の「芸術・応用デザイン大学院」の学生が考案した8通りのラッピングバスのデザインの中から、市民投票で最優秀デザインを選出するもの。5月26日から6月25日までメールや郵送などにて投票を受け付け、合計で5,686票が寄せられたという。
最優秀作品に選出されたのは、抽象的な街路図の中に、カフェや音楽といったイタリアをイメージさせるシンボルを配置したデザイン。投票者からは、「地図柄がバスにぴったりで、お出かけのワクワク感を出している」(20代女性)、「街路図がデザインになるなんて素敵です」(60代男性)、「色合いがイタリアらしくてとてもかわいらしく、誰からも好まれる色だと思った」(10代女性)などの声が寄せられ、支持を集めた。
最優秀作品は実際のバスにラッピングされ、10月中旬頃から営業運転を行う。ラッピングバスの出発式には制作者のアレッシア・フラウさんも参加する予定だという。