トレック・バイシクルコーポレーション(以下、トレック)は、同社史上最軽量のカーボンロードバイク「Emonda(エモンダ)」を発売した。
3年の開発期間をかけて完成
製品名の「Emonda(エモンダ)」は、"削(そ)ぎ落とす"という意味のフランス語の動詞「emonder」にちなんでいる。「史上最軽量のロードラインナップを作る」という目標のもと、走行性能を維持しつつ徹底的に無駄を省いたフレーム形状の開発に、約3年間費やした。エモンダのハイエンドモデル「Emonda SLR 10」は、完成車重量4.65kgと世界最軽量を実現している。
フレームの軽量化だけではなく、ライディング性能も追求した。開発にあたってはトレックファクトリーレーシングのライダーたちの意見を取り入れ、高精度な有限要素解析(FEA)、身長や体重、脚質が異なる様々なライダーによるテストを実施し、サイズ専用設計を採用。開発開始時からプロジェクトに携わってきたボブ・ユンゲルスは「軽量で、高剛性で、今まで乗ったバイクの中で最高のバイク。加速性能がとにかく素晴らしい」とコメントしている。
ラインナップは、「EMONDA SLR」、「EMONDA SL」「EMONDA S」の3グレード。それぞれ使用するカーボンによってグレードが分かれている。
「EMONDA SLR」は、OCLVカーボンの最高峰である700シリーズを採用するハイエンドモデル。完成車のハイエンドモデル「10」はコンポーネントにスラムRED22を採用した。価格は、55万4,000円~159万円(税込)。
「EMONDA SL」は500シリーズのOCLVカーボンを採用するミドルグレードモデル。販売パッケージは完成車とフレームセットの2種類となる。価格は25万円~55万円(税込)。
「EMONDA S」は300シリーズのOCLVカーボンを採用するエントリーモデル。基本的な形状は上位機種と共通だが、シートポストが異なる。販売パッケージは完成車のみで、価格は19万円~29万9,000円(税込)。
詳細は、トレック公式サイトまで。
※「EMONDA」の正式名称は「E」の上に「'(ダッシュ)」が付く