ユニットコムグループのブランドの1つである、パソコン工房が販売する「15X8050-i7-YFB」は、GeForce GTX 870Mを搭載したフルHDの15型ディスプレイのノートPCだ。いわゆるショップブランドのマシンであるため、非常にシンプルな見た目でプリインストールソフトなどもほとんどない。必要なものだけを詰め込んだという無駄をそぎ落とした、ゲームにも対応できるPCとなっている。
シンプルでシャープな本体デザイン
まずは外見をチェックしよう。基本的にマットな素材が採用されているが、トップカバーにはよく見るとラメが入っている。中央には尖ったメビウスマークのようなものが刻印されており、ショップブランドマシンといえどもそっけないばかりではない作りだ。
角の部分だけは小さな径で円くとってはあるものの、各辺は比較的角のある作りになっており、見た目の印象も直線的だ。尖っているというほどではないが、なかなかキリッとしたデザインだから、甘めのデザインが好きではない人にはよいだろう。
本体サイズは幅376×奥行き256×高さ35-43mmで、重量は約3.1kg。15型ディスプレイ搭載マシンだけにそれなりのボリューム感はある。気軽に持ち運ぶというような大きさではないが、屋内での移動やデスク上でなら簡単に移動できる程度のサイズだった。
しっかりしたキーボードとノングレアディスプレイを採用
キーボードはアイソレーションタイプでテンキーつきのものを搭載している。ノートPCとしてはキーストロークが深めの作りで、中央付近を強めに押してもキーボード全体がたわむようなことはない。しっかりとした手応えで、強めのタッチになりがちなゲームにも安心して利用できるだろう。タッチパッドはマルチタッチ対応で、左右クリックボタンが一体化したタイプのものを搭載している。
ディスプレイはタッチ操作には非対応だ。1920×1080ドットのフルHD対応で、光沢のないノングレアタイプが採用されている。グレアタイプと比較すると色鮮やかな発色という意味では多少劣るが、圧倒的に目が疲れない。また照明等の映り込みもないため、部分的に見づらいということもない。長時間利用を考えているユーザーにはうれしいポイントだろう。
外部出力も充実したインタフェース群
インタフェースは、本体の左右だけでなくヒンジ側にも搭載されている。15型ディスプレイ搭載モデルとしては、かなり充実している方だ。そして、本体左側面にはminiIEEE1394aポート、有線LANポート、USB3.0ポート×2、USB3.0/eSATAコンボポート、メディアカードリーダーが並んでいる。本体右側面は光学ドライブとオーディオ端子類を中心に、USB2.0ポートも配置されている。
本体左側面にはminiIEEE1394aポート、有線LANポート、USB3.0ポート×2、USB3.0/eSATAコンボポート、メディアカードリーダーを配置 |
本体右側面は光学ドライブとオーディオ端子類とUSB2.0ポートが並ぶ |
ヒンジ側には電源コネクタとHDMIポート、DisplayPort、miniDisplayPortが並ぶ。3ポートの内、任意の2ポートを同時に使用可能なので、ノート本体ディスプレイ+外部2台の液晶ディスプレイ(別途ご購入が必要)で、3画面マルチモニター環境も構築可能だ。大型ディスプレイに接続して使う場合には、こちら側から接続する状態になる。基本的に繋ぎっぱなしになる電源等が背面側に回され、頻繁に抜き挿しするようなポートが左右に割り振られているため、周辺機器との連携は行いやすい。