7月7日スタートのTBS系ドラマ『ペテロの葬列』(毎週月曜 20:00~ 初回は19時から2時間スペシャル)の制作発表会見が4日、都内で行われ、キャストの小泉孝太郎、長谷川京子、国仲涼子が出席した。

ドラマ『ペテロの葬列』に出演する、国仲涼子、小泉孝太郎、長谷川京子(左から)

宮部みゆきの同名小説が原作の同ドラマは、前作『名もなき毒』に続く、サラリーマン探偵・杉村三郎シリーズの映像化第2弾。義父が会長を務める今多コンツェルンで平凡なサラリーマンとして働く杉村三郎(小泉)は、あるバスジャックに遭遇したことをきっかけに、過去の巨大事件に迫っていく――というストーリーとなっている。

「もう1度演じたいと思っていた大好きな役」と続編に喜んだ小泉は、「人は誰かと出会うことで、良くも悪くも変わっていく。人の怖さや脆さを感じる作品」とアピール。バスジャックシーンの撮影は、10日間にわたって行われ、「路線バスに一生分乗ったんじゃないか。リアルに疲れていく様子が出てると思う」と苦労を明かしつつ、事件の実行犯を演じた長塚京三について、「お芝居に鳥肌が立った。すごく引き込まれました」と尊敬の念で語った。

同ドラマでは、ヒロイン・間野京子を長谷川が演じるが、「長谷川さんが来ると現場が華やかになって、ふわっとした空気になる」とニヤけた小泉は、妻を演じる国仲の厳しい視線に、「左右どちらを見ていいのか……。この作品を通して、結婚してる人の気持ちが分かりました」とタジタジ。さらに、国仲に「私と(娘役の)小林星蘭ちゃんが撮影している横で、ボソッと『間野さんに会いたい……』って。もう、信じられない!」と暴露され、「初めて女優さんにカバンで叩かれました」と苦笑いしていた。

また、"嘘"がテーマでもある同ドラマにちなみ、小泉は「10代の頃は、合コンで名前を言うのが嫌で。『小泉純一郎とは関係ない』って言って、女性と遊んでました」と笑わせると、現在2児の母親でもある長谷川は、「子どもと買い物に行くとねだられるので、『ママは1円もお金持ってないもん』って言う」とほっこりエピソードを披露。一方の国仲は、「20代の頃、エイプリルフールに女友達に『妊娠しちゃった』って言っちゃって。取り返しのつかない噂になっちゃって、後悔しました」と明かし、小泉らを驚がくさせていた。