宮崎県・都城地区から今、新たなグルメの波が生まれようとしている。「都城地域雇用創造協議会」は、現代風の"冷や汁"「宮崎サラめし」や醤油を入れたキャラメルクリーム「ほんのり醤くりぃむ」など、4つの商品を開発した。全国で手に入れることはまだ難しいこれらの商品を、「新宿みやざき舘KONNNE」(東京都・代々木)では7月4日・5日に試食販売する。

開発商品「ななつ干し野菜」を使ったスープ

"かけるだけ"、"水で戻すだけ"の食材も

都城地域雇用創造協議会が発表した商品は、「そぼろ油味噌」「宮崎サラめし」「ななつ干(ぼ)し野菜」「ほんのり醤(じゃん)くりぃむ」の4品で、それぞれは開発されたばかり。その商品を7月4日・5日の2日間限定で、東京・代々木にある宮崎県のアンテナショップ「新宿みやざき舘KONNE」にて試食購入できる。

「そぼろ油味噌」は、南九州で昔から親しまれている甘辛いみそ味のおかず「油味噌」を、ゴボウやシイタケ、大豆などたっぷりの野菜と豚肉を入れてアレンジした商品。一般的な「油味噌」に比べて脂質が少なく、ビタミンや食物繊維が豊富に含まれているという。

そのままご飯にのせて食べるだけでなく、田楽やコロッケの具などにも活用できる。味は「プレーン」「一味唐辛子」「柚子胡椒」の3種類で、価格は450円。

「そぼろ油味噌」

「そぼろ油味噌」活用レシピ例

「宮崎サラめし」は、宮崎県の郷土料理「冷や汁」を現代風にアレンジした一品。豆乳にだしを効かせ、具材としてゴボウとシイタケを入れて使いやすいパック詰めにした。

そのままご飯にかけるだけで、夏でも食べやすい栄養食となる。また、温めて鍋つゆとして使ったり、パスタやうどんに絡めたりと幅広く活用できるのも特徴。1パック150g入りで、価格は324円となる。

「宮崎サラめし」

「宮崎サラめし」活用レシピ例

「ななつ干し野菜」は、ゴボウ、サツマイモ、カボチャ、エノキ、ニンジン、ホウレンソウ、ミニトマトの7種の国産野菜を乾燥させて詰め合わせた乾燥野菜。

地元の母親たちの「離れて暮らす子供たちに野菜を手軽にとってほしい」という思いが、同商品の開発の原点だという。使用時は袋から出して水で戻すだけなので、調理時間短縮・生ゴミ削減ができるほか、常温で長期間保管できるため、一人暮らしに最適な「常備野菜」となっている。

水で戻してサラダにするほか、スープやラーメンなど温かい汁物にそのまま入れ、具材として活用できる。筒型パッケージのものは648円、ジッパー付袋のものは432円となる。

「ななつ干し野菜」

「ななつ干し野菜」活用レシピ例

「ほんのり醤くりぃむ」は、生クリームと牛乳、ハチミツとともに丸大豆醤油を煮込んで作ったキャラメルクリーム。素材は全て地元でとれたものを使っている。

ジャムのようにパンに塗って味わうほか、アイスやヨーグルト、フルーツにかけるのもおすすめとのこと。ホットミルクに加えて飲むなど、砂糖やシロップの代わりとして活用できる。

濃厚なミルク感とキャラメルの甘みの中に、後を引く醤油の風味がアクセントになった味わいが特徴。内容量は140gで、価格は540円となる。

ほんのり醤くりぃむ

中身

以上の4品が全国どこでも手に入るようになるのはまだ先だが、この機会にぜひ味わってみてはいかがだろうか。試食販売は、7月4日は10:00~18:00、7月5日は10:00~13:00。同館の所在地は、東京都渋谷区代々木2-2-1 新宿サザンテラス内となる。

※価格は全て税込