既報の通り7月3日、AMDは"Kaveri"(開発コード名)ベースの新APU「AMD A10-7800」を発表し、即日販売を開始した。これに合わせて日本AMDが東京・秋葉原で発売記念イベントを開催。京都・祇園から舞妓さんが駆けつけ、秋葉原のパーツショップを練り歩きながら新APUをアピールした。
A10-7800は、はCPUにPiledriverコア後継のSteamrollerコア、GPUにGCNベースのRadeon GPU Coreを統合したデスクトップ向けAPU、すでに発売中の「AMD A10-7850K」と「AMD A10-7700K」と比べ、TDPが65Wと引き下げられたモデルとなる。
イベントはツクモパソコン本店からスタート。その後パーツ通り方面に向かい、ドスパラ パーツ館、BUYMORE、Sofmapリユース館を巡った。ツクモパソコン本店やBUYMOREでは「お座敷遊び」の1つである投扇興を体験可能で、参加者には点数に合わせてノベルティグッズやクーポンなどがプレゼントされた。
「お座敷遊び」の投扇興も体験できた。お互いに向かい合って座り中央の的をめがけて扇を飛ばし、落ちたときの扇や的の状態で得点が決まる |
投扇興の点数表。扇が落ちたときの状態でも点数が違う。例えば的の台座に建てかかったりすると得点があがるようだ |
それにしてもなぜ、APUのイベントに舞妓さんなのか。京都とAPUといえば、低消費電力のサーバ向けプロセッサ「Opteron X」シリーズの開発コード名が"Kyoto"なので、それと関係があるのかと、うがってみたのだが、実際のところ、新APUもOpteron Xも舞妓さんとまったく関係がなく、楽しさやおもしろさ、盛り上がりを重視したプロモーション施策ということのようだ。
その効果は抜群で平日の昼から夕方にかけてのイベントにも関わらず、舞妓さんが訪れるとどの店の店頭にも人だかりができ、舞妓さんを写真に収めたり、一緒に写真に写ったりと注目を集めていた。このイベントではTwitter、Facebookに舞妓さんの写真を撮影して「#APUおいでやす」のハッシュタグを付けて投稿すると抽選でAPUがもらえるキャンペーンも合わせて実施した。ハッシュタグをさかのぼってみると当日の様子がより分かるかもしれない。
舞妓さんを見て足を止める人も多く、店の前には人だかりも |
舞妓さんの存在感はものすごく、舞妓さんがいるだけで電脳都市秋葉原が古都に変貌……というわけではないが、海外の方々が"ちょっと勘違いした"日本というか、サイバーパンクでありがちな"近未来日本"といった景色にも見えた。
AMDではA10-7800の発売に合わせて、現在開催中の「AMD APU+マザーボード バンドルキャンペーン」に関して期間延長を発表しているので、こちらも合わせて確認してほしい。