リクルートマーケティングパートナーズはこのほど、同社が運営する「リクルート進学総研」で、高校生の社会観・キャリア観・進学観・ライフデザインに関する調査「高校生価値意識調査」の結果を一部発表した。同調査は高校1~3年生(3月時点)のうち、進学希望者を対象として4月4日~8日にインターネット上で実施。1,438名から回答を得た。
将来、結婚・出産しても働き続けたいと考える女子高生は6割
女子を対象に「将来、結婚・出産しても働き続けたいか」を聞いたところ、「働き続けたい」と考えている女子高生は59.9%だった。一方「専業主婦になりたい」と答えた人は27.3%と、働き続けたい人の半分に満たなかった。
「働き続けたい理由」については、「仕事にやりがいを感じられそう」が54.3%で半数を越えた。次いで「経済的に自立しておきたい」(50.6%)、「夫婦どちらかの収入では生活が難しい」(44.8%)となった。また「結婚相手には、家事や育児ができることを求める」という女子高生も59.6%にのぼった。
結婚相手に働き続けてほしいと考えている男子高生は3割未満
男子を対象に「将来、結婚・出産しても妻に働き続けてほしいか」を聞いたところ、「働き続けてほしい」と考える男子高生は29.1%で、働き続けたい女子高生の割合と大きな開きがあった。
働き続けてほしいと答えた人に「働き続けてほしい理由」を聞いたところ、1位は「夫婦どちらかの収入では生活が難しそう」が56.9%と6割近くに達し、2位の「仕事にやりがいを感じられそう」(34.4%)を大きく引き離していた。
「結婚できる」と考えている高校生は3人に1人だけ
「将来、結婚したいと思うか」を聞いたところ、75.3%が「結婚したい」と考えていた。同様に「将来、子どもを持ちたい」とする人は64.8%だった。
しかし、「将来、結婚できると思うか」については、「結婚できる」と考えている人が33.2%に止まり、結婚はしたいが結婚できるかはわからないという不安が見て取れたという。