セブン&アイ・ホールディングスは3日、2015年2月期第1四半期決算(2014年3~5月期)を発表した。それによると、営業収益、営業利益、純利益のいずれも3~5月期として過去最高となった。
営業収益は前年同期比7.9%増の1兆4,721億1,400万円、営業利益は同5.1%増の774億7,800万円、経常利益は同4.9%増の772億9,400万円、純利益は同5.6%増の395億2,000万円。このうち、営業収益については主にコンビニエンスストア事業の増収と通信販売事業の新規連結により増加した。
同社のプライベートブランド「セブンプレミアム」の売上は前年同期比29.3%増の1,940億円。グループ売上(セブン-イレブン・ジャパンなどにおけるチェーン全店売り上げ含む)は同8.1%増の2兆4,634億4,000万円となった。
コンビニエンスストア事業の営業収益は前年同期比7.3%増の6,451億4,900万円、営業利益は同11.4%増の592億8,400万円。2014年3月には愛媛県へ出店地域を拡大するなどし、5月末時点の店舗数は43都道府県で1万6,622店舗(前期末比303店増)に増加した。また、セルフ式のドリップコーヒー「SEVEN CAFE」は認知度の向上や2台目設置店舗の拡大により、販売数が大幅に伸びたという。
2015年2月期の連結業績については、営業収益が6兆1,300億円、営業利益が3,560億円、経常利益が3,540億円、当期利益が1,840億円と予想している。