カタリーナ・ヴァルクス(オランダ)「世界よ、こんにちは!」

東京都板橋区赤塚の板橋区立美術館で、世界でも珍しい児童図書見本市の原画展「イタリア・ボローニャ国際絵画原画展」が開催される。期間は7月5日~8月17日、9時30分~17時(最終入館16時30分)まで。観覧料は、一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円。

イタリア・ボローニャ発の見本市

ボローニャ国際絵本原画展は、イタリア北部の古都ボローニャで毎年開催される児童図書見本市「ボローニャ・ブックフェア」の絵本原画コンクール全入選作品を展示するもの。世界的にも規模の大きい絵本原画コンクールとして知られ、48回目となる2014年は3,000作品の応募があったという。

今回の展示では、日本からの15作家を含む23カ国75作家の作品を紹介。さらに、特別展示として2001年にボローニャ展に初入選し、国内外で多くの絵本を出版している三浦太郎氏の作品と、2013年に「ボローニャSM出版賞」を受賞した刀根里衣氏の作品を紹介するなど、さまざまな作品を通して実験的な試みを積極的に受け入れた、多様な絵本表現を見ることができる。

また、関連イベントとして、三浦太郎氏による講演「個展ワークマン ステンシルin MAMbo」(7月5日の14時~15時30分)、ポーランドの編集者マグダレナ・クウォシ氏による講演「私の絵本づくり」(7月13日の14時~15時30分)、絵本評論家の広松由希子氏と、板橋区立美術館の松岡希代子氏による対談「ボローニャからの報告2」などを開催。そのほか、記念講演会や各種講座、子どもむけイベントなど、様々な催しが用意されている。