日立アプライアンスは7月3日、サイクロン式クリーナーの新モデル「パワーブーストサイクロン CV-SA700」「CV-SA500」「CV-SA300」および「2段ブーストサイクロン CV-SA200」「CV-SA100」「CV-SA90」、紙パック式クリーナー「かるパック CV-PA300」「CV-PA30」を発表した。発売はパワーブーストサイクロンが7月19日、2段ブーストサイクロンが8月9日、かるパックが7月19日で、価格はいずれもオープンとなっている。
推定市場価格はCV-SA700が80,000円前後、CV-SA500が70,000円前後、CV-SA300が60,000円前後、CV-SA200が50,000円前後、CV-SA100が40,000円前後、CV-SA90が30,000円前後、CV-PA300が65,000円前後、CV-PA30が55,000円前後(いずれも税別)。
「パワーブーストサイクロン」シリーズは、新開発の「小型・軽量ハイパワーファンモーター」を採用することで、強い吸引力を実現。最上位モデルのCV-SA700では、吸込仕事率が従来モデル「CV-SY500」の400Wから20Wアップして420Wとなっている。吸込仕事率が向上した一方で、CV-SA700の運転音はCV-SY500より3dB小さい54dBと静音化された。
また、集塵機構に新構造「パワーブーストサイクロン」を採用した。風の流入口形状を最適化することで旋回流速をアップ。さらに加速をすることで、ゴミを分離する性能が向上している。新しいサイクロン構造の採用によりゴミを圧縮して溜められるようになり、これに加えて内部の筒で押し出す新機構で、ゴミ捨てが簡単になった。
ヘッド部分も改良され、新開発の「4方向吸引 スマートヘッド」を搭載。ヘッドの前後左右4方向からゴミを吸い込み、軽い負荷でしっかりと掃除を行えるようになっているとともに、ヘッド側面の開口部を広げて壁際を掃除する際でもゴミをしっかりと捕集できる。
主な仕様は次の通り。吸込仕事率はCV-SA700が420W~約50W、CV-SA500が410W~約50W、CV-SA300が400W~約50W、運転音はCV-SA700が54dB~約49dB、CV-SA500が55dB~約50dB、CV-SA300が56dB~約51dB、消費電力はいずれも950W~約190Wとなっている。本体サイズはW240×D336×H290mm、本体質量はCV-SA700とCV-SA500が3.6kg、CV-SA300が3.5kg。
より軽量な「2段ブーストサイクロン」と静音性の高い「かるパック」
「2段ブーストサイクロン」シリーズは、小型タイプであることに加え、軽量さを求めるユーザー向けのサイクロン式クリーナー。本体サイズがW230×D358×H275mm、本体質量が2.9kgと小型・軽量に仕上げられている。1段目でゴミを遠心分離、2段目で圧縮する2段ブースト(加速)構造を採用。風量を維持できるようになっている。最上位モデルのCV-SA200は4方向吸引 スマートヘッドを採用。
吸込仕事率はCV-SA200とCV-SA100が340W~約40W、CV-SA90が330W~約40W、運転音は3モデル共通で59dB~約55dB、消費電力も共通で840W~約180Wとなっている。
「かるパック」シリーズのCV-PA300は運転音の小ささときれいな排気が特徴。一方のCV-PA30はパワー重視のモデルで、新開発の3次元ディフューザーを採用した「高性能ファンモーター」を搭載する。
CV-PA300は吸込仕事率が500W~約80W、運転音が55dB~約50dB、消費電力が1,000W~約200W、CV-PA30は吸込仕事率が680W~約110W、運転音が65dB~約59dB、消費電力が1,190W~約250Wだ。本体サイズはCV-PA300がW266×D330×H224mm、CV-PA30がW266×D313×H224mm、本体質量は共通で3.7kg。2モデルとも、4方向吸引 スマートヘッドを採用する。