元AKB48のメンバーで、歌手で女優の"えれぴょん"こと小野恵令奈が3日、所属事務所を通じ7月15日付で芸能界を引退することを発表した。同日をもって、所属事務所のレプロエンタテインメントとの契約も終了する。

芸能界を引退する小野恵令奈

小野は引退を報告すると共に、「突然のご報告となり、皆様にご迷惑とご心配をおかけすることになってしまい、ごめんなさい」と謝罪。「私は12歳で芸能界に入り、お仕事を通じてたくさんの勉強をさせていただきました」とデビューからの歩みを振り返ると、「普通では味わえないような経験を、夢の様な時間を、景色を見させて頂きました。憧れであった仕事だったからこそ、無我夢中でいられた反面、思春期を経て色々と考える様になった自分がいることに気づきました」と心境の変化をつづった。

さらにその思いは強くなり、20歳が近づくにつれて自分自身と向き合いながら考える時間も増えたという小野。「新たな夢や目標が出来て今回の様な決断をさせて頂きました。これからは違う形ではありますが、新たな目標に向けて進むべき道を一歩一歩しっかり進んでいきたいと思います」と決意を伝えたが、詳しい内容は「また、そういう時期がきましたら、あらためて皆様にお伝えすることができるかもしれません」と明かさなかった。

そして、「本当に沢山のファンの方々や関係者、スタッフの皆様の支えや応援があったからこそ、今に至るまで私は、素敵な芸能生活を送らせて頂けたと本当に本当に心から感謝しています」とファンや関係者に向けてメッセージを送り、「約8年間、とても楽しかったです。みなさんに出会えた事、過ごした時間、幸せでした。ありがとうございました」と結んでいる。

小野は2006年にAKB48に2期生として加入。2010年9月に卒業後、芸能活動を休止し、翌年復帰した。2012年6月に1stシングル「えれぴょん」でソロデビューし、同年12月の第54回日本レコード大賞新人賞を受賞。2013年4月期のMBS・TBS系ドラマ『タンクトップファイター』で連続ドラマ初主演を務め、今年3月公開の映画『白ゆき姫殺人事件』に出演するなど女優としても活躍していた。