SBI証券はこのたび、ネット証券で唯一という「証券総合口座300万口座突破」を達成したと発表した。
同社は、1999年のインターネット取引のサービス開始以来、日本におけるネット証券の先駆者として、「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」の実現に努めてきたという。2001年に実施した手数料の大幅引き下げを契機として、個人投資家から多大な支持を得て、口座数だけではなく、預り資産残高、株式委託売買代金においても、ネット証券No.1の地位を築いてきたとしている。現在はネット証券の枠組みを超えて、提携する金融商品仲介業者のネットワークを活用することで、リアルの店舗網の拡大も推進しているとしている。
同社で新規に口座開設した顧客の属性を見ると、1月から3月に口座開設した顧客のうち、株式投資未経験者が約78%を占めていて、アベノミクス相場やNISAのスタートなどを反映して個人投資家の裾野が広がっていることが窺えるという。また、年齢別では30代、40代を中心としつつも、50代、60代の人の口座開設数も増加しているとしている。性別では女性の口座開設数も拡大していて、年齢や性別に関わらず幅広い顧客から支持を得ているという。
株式委託売買代金についても、2014年3月期1年間の個人株式委託売買代金における同社シェアが35.3%となり、日本国内の株式市場において圧倒的な存在感を示すに至っているという。
同社は今後も「顧客中心主義」の経営理念のもと、インターネット取引における圧倒的な顧客基盤やSBIグループのリソース、また金融商品仲介業者の店舗網やコールセンターなどインターネット以外のチャネルも最大限活用することで、ネット証券の枠に捉われない幅広い商品やサービスを提供し、「リテールNo.1証券」を目指していくとしている。