ジェイティービー(以下JTB)とジェーシービー(以下JCB)は2日、JTBが運営する「JTBの外貨両替」のWebサイトにおいて、他のクレジットカードブランドに先駆けJCBブランドのカードでの決済を開始した。

JTBが提供する「JTBの外貨両替」は、海外に行く顧客を対象とした外貨両替サービスで、これまではJTBグループの店舗にて案内し、現金またはデビットカード(J-Debit)での決済をおこなうものだった。人気渡航先をカバーする34通貨を取扱い、金融機関や両替商に負けないという金種を用意して、顧客に紙幣1枚単位で選んでもらえるようになっているという。外貨の受取方法も、申込み店舗のみならず、空港渡しや自宅配送と手法を拡大して、旅行と一緒に申し込めて、出発前に外貨を用意することで、手間と時間をかけず現地での滞在に余裕ができると好評を得ているとしている。

このたび、JTBが「JTBの外貨両替」のホームページを7月より一新し、新たにWeb販売を開始するのに合わせて、JCBとの提携によりJCBブランドのクレジットカードの利用が可能となった。これにより、レートが変動する外貨両替の清算がインターネット上でその場で完了できる様になり、支払における利便性が高まるとしている。

「JTBの外貨両替」は、これまでも、金融機関と違い土日祝日や15時以降も営業をしているJTBグループの店舗でのサービスを提供してきたが、Web販売では、夜間も含めて営業時間の制約がなく、いつでも気軽に外貨を購入できるようになった。外貨の受取方法も、自宅配送と空港渡し(準備中)を用意し、わざわざ店舗に出向く必要もなくなるという。ホームページに掲示したレートで計算し、別途の手数料や配送料も不要。

なお、JCBカード決済の導入にあたり、第三者の不正利用を防止するため、インターネットショッピングにおける本人認証サービスである「J-Secure」を導入し、顧客に安心して利用してもらえる環境を整えているとしている。

両社では、海外に出国する顧客の過半数が外貨両替をしているにもかかわらず、日本国内では両替所が不足している現状に対応し、顧客の安心・快適な海外旅行をサポートしていくとしている。