にわかに活気づく、LTE対応のSIMサービス。激化する市場にまた新たな会社が名乗りをあげた。ワイヤレスゲートはLTE対応SIMカード「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード」の提供を9月1日より開始する。7月1日より、全国のヨドバシカメラ店舗および通販サイト「ヨドバシドット・コム」にて先行予約を受け付ける。ここでは都内で開催された記者説明会の模様をリポートする。

ワイヤレスゲートは、LTE通信を利用できるSIMカード「ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカード」の提供を9月1日より開始する

記者説明会の冒頭、同社の池田武弘代表が登壇しサービスの概要を説明した。ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカードは、月額480円(通信量 無制限、下り最大250Kbps)、月額920円(1GB/ 月、下り最大150Mbps)、月額2480円(5GB/月、下り最大150Mbps)、月額5490円(10GB/月、下り最大150Mbps)の4つのプランで展開する。いずれのプランでも、NTTドコモの「Xi」対応エリアにおいてLTE通信が利用できる。

同社代表の池田武弘氏は「我々が知る限りで、業界最安値のプランも用意した」と話した(写真左)。ワイヤレスゲート Wi-Fi+LTE SIMカードは4つのプランで展開する(写真右)

200MBにつき540円で通信量の追加にも対応する(写真右)

MVNO事業者が提供するサービスが流行しつつある昨今。ワイヤレスゲートでは、他社との差別化のポイントとして全国に展開する無線LANスポットの多さをアピールする。同社が提供する「ワイヤレスゲート Wi-Fi」は現在、全国の約40,000カ所に拡大中。今回のSIMカードを利用すれば、無料でこれらの無線LANスポットが利用可能になるという。同社ではWi-Fi環境イネーブラー事業や、Fonとの提携などにより、今後ともWi-Fiスポットの拡大を意欲的に行っていく考えだ。

他社との差別化要素としてWi-Fiの強みをアピール(写真左)。Fonとの提携も視野に入れる(写真右)