トヨタ自動車は、米国コロラド州のアスペンで開催されている、最新のアイデアやプロジェクトの発表などが行われるシンポジウム「アスペン アイディア フェスティバル」に参加し、日米欧で市販開始予定の燃料電池車「FCV」を6月27日より展示したと発表した。
FCVは水素を燃料とするセダンタイプの燃料電池自動車で、日本では6月25日にブルーの車両が公開されており、同シンポジウムではシルバーの車両を出展している。米国でのFCVの販売は、水素ステーションの整備が見込まれるカリフォルニア州など地域で、2015年夏頃からを予定。日本では、2014年度内に700万円程度の価格で販売すると発表されている。
同社常務役員で、トヨタの北米製造・技術統括会社TEMA社長の永田理氏は、「安全運転をサポートする高度運転支援技術や、水しか排出しないゼロエミッションカー、こうした技術が人の命を救い、環境を守り、米国の雇用や経済に貢献していく」とコメントしている。