韓国サムスン電子は1日、韓国・ソウルにて「2014 Samsung SSD Global Summit」を開催し、データセンターなどエンタープライズ領域向けの新型SSDとして、「3D vertical NAND」(V-NAND) フラッシュメモリを採用したSATA3.0(6Gbps)対応2.5インチSSD「Samsung SSD 845DC PRO」を発表した。2014 Samsung SSD Global Summitの模様とともに、詳細は追ってレポートする。
容量のラインナップは400GBモデルと800GBモデルの2種類で、DRAMキャッシュは400GBモデルが512MB、800GBモデルが1GBだ。コントローラには、第4世代のトリプルコア「MDX」を搭載する。最大シーケンシャルリードは両者とも530MB/秒、最大シーケンシャルライトは両者とも460MB/秒だ。
4Kランダム(QD32)の最大転送レートは、400GBモデルのリードが92,000IOPS、ライトが50,000IOPS、800GBモデルのリードが92,000IOPS、ライトが51,000IOPS。4Kランダム(QD1)の場合、400GBモデルと800GBモデルとも、リードが8,500IOPS、ライトが18,000IOPS。
8Kランダムの最大転送レートは、400GBモデルと800GBモデルで共通。QD32の場合、リードが59,000IOPS、ライトが25,000IOPS。QD1の場合、リードが7,500IOPS、ライトが16,000IOPS。
また、4KB・QD32のQuality of Service(QoS)は、99.99%の場合でリードが0.6ms、ライトが5ms、最大値はリードが3ms、ライトが12ms。4KB・QD1のレイテンシは、シーケンシャルリードが45us、シーケンシャルライトが40us、ランダムリードが110us、ランダムライトが50us。
耐久性に関するスペックでは、MTBFが2,000,000時間、DWPD(Drive Writes per Day)が10回、保証が5年となっている。DWPDとは、ドライブの全容量を1日に何回書き換えられるかを示す数字だ。インタフェースはSATA3.0(6Gbps)、本体サイズはW69.85×D100.20×H6.8mm、重量は最大65g(800GBモデル)。