三井不動産と日本電気(以下、NEC)はこのほど、東京ミッドタウンに単一施設内では国内最多という125台の電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)用充電器を設置し、有料充電サービスの提供を開始すると発表した。

設置イメージ図

三井不動産は、政府による「次世代自動車充電インフラ整備促進事業」の補助制度を活用し、東京ミッドタウンの時間貸し平面駐車場157台(時間貸し駐車場全体390台)のうち約8割となる125台の駐車スペースに、NECが今回新たに開発したEV・PHV用壁掛け型普通充電器を設置する。併せて、複数の充電器の利用者認証や課金管理、監視・制御などを一元的に行うNEC製の壁掛け型充電コントローラも導入する。

壁掛け型充電コントローラ(左)、壁掛け型普通充電器(右)

NECは、三井不動産から同充電設備を借用し、EV・PHV利用者に有料充電サービスを提供する。同サービスの運営にあたっては、EV・PHV向け充電サービスを提供するジャパンチャージネットワークと連携する。

サービス開始時期は2014年12月を予定。両社は、今後国内外の自動車メーカによるEV・PHVの投入拡大が予想される中、利用者の滞在時間が長い都心の商業施設で充電サービスを提供することで、環境配慮型の次世代自動車の普及促進に貢献するとしている。