ダイハツ工業が今月19日から販売開始した新型軽オープンスポーツカー「コペン」。昨年11月の東京モーターショーでコンセプトカーが初公開されて以来、さまざまな話題を提供してきたモデルのひとつだ。
東京モーターショーに出品された「KOPEN future included Rmz」(ブルー)・「KOPEN future included Xmz」(グリーン)は、樹脂外板をカバーケースのように自由に着せ替えられるボディ骨格が話題に。外板パーツ取替えも実際に行われた。また、新型「コペン」を2014年に発売予定であることも発表されている。
今年1月の東京オートサロンでは、「KOPEN WORLD」をテーマに掲げ、「KOPEN future included Rm1」(クロムレッド調)・「KOPEN future included Rm2」(リアルカーボンパネル)・「KOPEN future included Xm1」(カーキ)を出品。あわせて「Xmz」が商品化された際の名称の公募も行われた。
その後、4月には新型「コペン」の新技術(新骨格構造「D-Frame」、内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」など)が発表され、5月には「新型コペン FIRST TEST DRIVE」を「TOYO TIRES ターンパイク」(神奈川県)で開催。このとき使用された車両にはカモフラージュが施されており、後に新型「コペン」のブランドデザイン「コペン・アロー」を表現したものだったことが明かされた。
6月19日には恵比寿ガーデンプレイスにて報道陣向けの発表会を開催。この日発売された「コペン ローブ」と、今秋発売予定の「コペン Xモデル」が披露された。新型「コペン」のスペルは、先代モデルと同じ「COPEN」に戻り、「Community of OPEN car life」の意味が込められている。なお、「Xモデル」(「Xmz」の量産モデル)は仮称で、東京オートサロン開催時に公募された中から名称が選考されるとのこと。
6月29日には、メーカー直営拠点「コペン ローカルベース 鎌倉」が鎌倉市由比ガ浜にオープン。新型「コペン」は今後も引き続き、さまざまな話題を提供していくようだ。来年半ば頃には、先代モデルをほうふつとさせる「第3のデザイン」も発表予定だという。