映画『呪怨―終わりの始まり―』の初日舞台あいさつが28日、都内で行われ、キャストの佐々木希、青柳翔、トリンドル玲奈、最所美咲、小林颯と落合正幸監督が出席した。

左から、佐々木希、トリンドル玲奈、鬼束ちひろ

全国公開中の本作は、「呪怨」シリーズ最新作となるホラー作品。かつて凄惨な事件が起こり、"呪われた家"となった佐伯家。小学校教師の結衣(佐々木)は、不登校を続ける佐伯俊雄の自宅を訪問したのち、身の回りに不可解な現象が起こり始める――というストーリーで、台湾や韓国など14カ国での公開が決定している。

主演の佐々木は、「どうしよう、緊張して震えが止まらない。どんな反応なのか気になるので、後でツイッターとかでつぶやいてもらっていいですか?」と初日の観客を前にドキドキ。気を取り直し、「絶叫するシーンが見どころ。最後は究極の絶望という感じで勝手に涙が出てくる。何度観ても奥深い作品」とアピールしつつ、「今度はおばけ役もいいかな。でも、最所さんみたいに人間じゃないような動きが出来るかな」と、劇中で佐々木を恐怖に陥れる伽椰子役にも意欲を見せた。

劇中で"白塗りの佐伯親子"を演じた最所と小林だが、トリンドルが「怖くてちゃんと見れていないので、何度か劇場に行って徐々に見れるようになれれば」と話すと、最所は「怖がらせてごめんなさい。役者冥利に尽きます」とニンマリ。一方の小林は、「僕は最所さんの白塗りが怖くて見れなかったけど、佐々木さんはいつも元気で一緒に遊んでくれた。怖がらせ方が足りなかったかもしれない」と反省すると、佐々木は「そんな事ないよ~。怖かったよ~」と笑顔でねぎらっていた。

また、イベントには、主題歌「祈りが言葉に変わる頃」を担当した歌手の鬼束ちひろがサプライズ登場し、「エンドロールで帰ったら呪わせて頂きます。世間のイメージでは呪う側なんで」と自虐し、観客の笑いを誘う場面も。お祝いのバラの花束を贈呈された佐々木は、そのオーラに圧倒されたようで、「迫力にビックリ! すごいです。間近で見て、やっぱりパワーがある」と印象を語ると、鬼束は「可愛いな~、たまらん! 写真集買います」と笑顔で返していた。