読み方で迷いやすい漢字は多くありますが、その中でも、迷いやすいのが「代替」。これは「だいたい」と読む方のが正解ですが、「だいがえ」という読み方で使われていることもあるようです。マイナビニュース会員に聞いてみました。
Q.「代替」の読み方、どちら派ですか?
「だいたい」 69.0%
「だいがえ」 31.0%
■「だいたい」派の意見
だいたい
・「だいたいと言う読み方が普通と思っていました。だいがえは社会人になってから周りの人が使っていてこういう読み方もあるのかと思いました」(43歳男性/医療・福祉/営業職)
・「『だいがえ』の場合、『代替わり』と紛らわしいと思えるので」(56歳男性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「『だいがえ』と読むと、交換対象が代わったような印象を受けるから」(34歳/男性/金属・鉄鋼・化学/その他職)
・「だいたいひんという言葉を会社で使っているから」(26歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)
■「だいがえ」派の意見
・「鉄道で『だいがえ輸送』って聞くから」(28歳女性/建設・土木/技術職)
・「代替機と書いて、だいがえきとうちの社内ではそう読んでるので」(41歳男性/自動車関連/技術職)
・「どちらも言うけど、頻度が多いのはだいがえ」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「『だいがえ』と読んだ方がイメージが湧きやすいから」(25歳女性/アパレル・繊維/営業職)
■総評
代替には「対象となるものに見合う他のもので代える」という意味があります。前述の通り、読み方は「だいたい」が正解です。しかし「替」という文字を「たい」と読む言葉が少なかったことから、次第に「代替」は「だいがえ」と読まれることが増え、さらには「だいがえ」と読めば「大体(だいたい)」という言葉と区別できることから、「だいがえ」と読む人が増えているようです。
今回の調査では代替を「だいたい」と読む方が69.0%、「だいがえ」と読む方が31.0%という結果になりました。仕事上で使うことも多い言葉は、その使い方を指摘されることも多く、正しい読み方に不便がないようなら、「だいたい」を使った方が無難とは言えます。
調査時期: 2014年6月5日~2013年6月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性137名 女性163名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※2018年4月26日
編集部注:内容に一部誤りがありましたので、修正いたしました。