iPhoneに入っていると便利な地図アプリ。GPSを利用した現在地表示やナビなどモバイル端末ならではの機能は、初めての場所に行く時や地図を見るのが苦手な人でも安心して使えるようになっている。
地図アプリと言うとiOS 7にプリインストールされている標準アプリがすぐ使える点で便利だが、他にもGoogleマップやYahoo!地図など人気のアプリがあってどれを使ったらいいのか悩む方も多いのではないだろうか。果たしてどの地図アプリが便利で使いやすいのか。表示方法や機能を比較しつつ紹介していきたいと思う。アプリ選びの参考なれば幸いである。
iOS 7標準アプリ
初めからiOS 7端末に入っている、ということで利用者が多い標準搭載アプリ。メリットはというと、何といっても他のiOSアプリやMacなどApple社製品との連携の良さだろう。例えばSiriを利用して音声入力を使った場所の表示やナビの起動が可能だ。地図アプリで表示させた場所にピンをドロップさせ、ピンをタップすることで地図と住所のデータを連絡先にリンクさせられる。
他にも、連絡先アプリに保存した地図や住所データをiCloudを介して他の製品で利用、OSがMavericksのMacなら検索した経路をiPhoneで表示させる、といった使い方もできて、Appleユーザーにとってメリットが多い。
また、画面表示の視認性が高いのも長所だ。施設名などの表示は設定アプリから「一般」→「文字サイズを変更」でフォントの大きさを調節できるので、高齢者や視力が悪い人でも利用しやすくなっている。ピンチイン・アウトによる画面拡大・縮小もスムーズだ。
しかし、難点はやはり検索機能が弱いこと。店舗や建物名で検索してもGoogleマップやYahoo!地図のようになかなかヒットしないため、外出時など住所が分からない状態で検索して利用する場合に不便なことも。ブックマークであらかじめ場所を登録する、または連絡先などアプリと連携した使い方を中心に利用するのがオススメだ。