イオンフィナンシャルサービスとイオン銀行は26日、イオン銀行ATMにおいて、ICカード取引の国際標準規格であるEMV仕様に準拠した取引システムを導入し、MasterCardおよびVisaから認証を受け、サービスを開始したと発表した。

EMV仕様とは、Europay、MasterCard、Visaの国際3ブランドが合意したICカードの統一規格で、金融分野におけるICチップを用いたカード取引の国際デファクト標準のこと。なお、日本国内でのEMV仕様ATMの導入はイオン銀行ATMが初めてという。

今回の導入により、MasterCard、Visaブランドのキャッシュカード、クレジットカードでの日本円の引出し、残高照会サービスがICチップを用いた取引で利用可能となり、高いセキュリティを確保できるようになった。利用可能な海外発行カードは、マスターカード、マエストロ、シーラス、ビザ、プラス、銀聯の6種類。

イオン銀行ATMで利用できる海外発行カード

EMV仕様のATMは、海外からの旅行者が多く利用するイオンモールやミニストップなどのイオングループ店舗、成田国際空港や東武浅草駅等の空港や駅へ順次導入を進めており、今後拡大していく予定という。