サボテンパークアンドリゾートはこのほど、運営する伊豆シャボテン公園にて、6月2日以降に、リスザルの赤ちゃんが計4頭誕生した、と発表した。

伊豆シャボテン公園で、リスザルの赤ちゃんが誕生

放し飼いのリスザルたちと触れ合える

同園では、現在も8頭のリスザルが妊娠中で、赤ちゃんを含め56頭のリスザルが元気に過ごしている。園内ではリスザルを放し飼いにしてるが、1日2回開催しているイベント「リスザルくんごはんですよ」ではリスザルと触れ合ったり、間近で見ることができる。

リスザルは、おとなしく人によく慣れる性格を持った小型のサル。コスタリカからパナマまでの中央アメリカと、ボリビアからブラジルまでの南米中央部の森林に集団で生息し、木々に飛び移りながら移動する。長い尾は、移動時のバランスをとるのに役立っている。

雑食性で、果物や樹液、特に昆虫を好んで食べる。繁殖は、年1回、5月~8月中旬頃で、妊娠期間は150日~170日、1度に1頭の子供を出産する。生まれて3カ月位から親離れをし始め、約半年で1人立ちをする。性成熟は約3年で、寿命は12年ほどとなる。

放し飼いをされたリスザルたちの、様々な表情に出会える

同園では、自然の偉大な力を借り「自然にやさしい、人にやさしい」をコンセプトに公園づくりを実施。1964年からリスザルの放し飼いを始め、リスザルの昆虫を好んで食べる性質を利用し、樹木につく害虫駆除をしてもらっている。これにより植樹した樹木は薬剤散布がなくとも、今でも元気に茂っているという。

所在地は、静岡県伊東市富戸1317-13。入園料金(税込)は、通常料金が大人(中学生以上)2,300円、小学生1,100円、幼児(4歳以上)400円、70歳以上1,900円。なお、「リスザルくんごはんですよ」は、当日の天候、リスザル次第で開催時間が変わる。通常、11時30分頃~と14時頃~に行うことが多い。