りそなグループのりそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行はこのたび、カンボジア・パブリックバンク(Cambodian Public Bank)との間で、カンボジアにおける金融機能の提供などを目的とした業務提携に関して、合意したと発表した。

カンボジア・パブリックバンクは、りそな銀行の業務提携先であるマレーシアのパブリック銀行(Public Bank Berhad)の全額出資子会社にあたるという。

同行はカンボジア国内第3位の大手商業銀行として国内25支店を持つほか、カンボジアの銀行としては唯一、証券・保険・不動産業務を取扱う子会社を持つ総合金融グループだとしている。

このたびの提携は、いわゆるチャイナプラスワン、タイプラスワンとして企業の進出意欲が高まっているカンボジアにおいて、融資・貿易金融をはじめ、さまざまな顧客の金融ニーズに対し、同行を通じて木目細かくサポートしていくことを狙いとするもの。

業務提携による具体的なサポートの例

  • カンボジア・パブリックバンクの支店網を通じた利便性の高いサービスに加え、工場用地の情報提供や保険などの総合金融サービスの提供が可能となる

  • 同行プノンペン本店には日本語を習熟したスタッフが配置されており、顧客にとって安心かつ便利なサービスを提供することができる

  • りそな銀行がスタンドバイL/Cを発行して、カンボジア・パブリックバンクから融資を受けるなど、顧客の現地での資金ニーズに応えることができる