米Googleは26日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O」で、Android Wearを載せた腕時計型ウェアラブル端末2製品を発表した。発表された「LG G Watch」と「Samsung Gear Live」は同日米国で予約開始し、これ以外にモトローラの「Moto 360」が数カ月以内に発売すると予告されている。
国内でも、「LG G Watch」がGoogle Playで予約を開始した。価格は22,900円で出荷は7月4日。「Samsung Gear Live」は22,000円の価格で製品ページは公開されているものの、「近日発売」となっており予約はできない状態だ(いずれも税込)。
LG G Watch
LG Electronics製の「LG G Watch」は、1.65型ディスプレイの腕時計型Android Wear搭載端末。液晶は常時表示され、解像度は280×280ドットでIPS。IP67の防水・防塵性能も備える。センサー類は加速度計/コンパス/ジャイロなど9軸を搭載。Bluetooth 4.0(Low Energy)で対応端末と通信する。
プロセッサ名は不明だが1.2GHzのCPUで、本体サイズは37.9×46.5×9.95mm、重量は約63g。ストレージは4GB、メモリは512MB。電池容量は400mAh。カラーはブラックとホワイトの2色。連携できるスマートフォン・タブレットは Android 4.3以降のデバイス。
Samsung Gear Live
Samsung製の「Samsung Gear Live」は、Galaxyシリーズでも採用されているSuper AMOLEDディスプレイを採用した1.63型ディスプレイの腕時計型Android Wear搭載端末。IP67の防水・防塵性を備える。通信はBluetooth 4.0(Low Energy)。カラーはブラックとワインレッドの2色。
本体サイズは37.9×56.4×8.9mm、重量は約59g。ストレージは4GB、メモリは512MB、電池容量は300mAh。センサーは加速度計、コンパス、ジャイロ、心拍数モニタなど。
Moto 360
既にモトローラが発表済みの「Moto 360」は、一見本物の腕時計のような丸型ディスプレイが印象的なAndroid Wear搭載端末。紹介ページでは、アナログ時計のような表示と、Android Wearによる情報表示がシームレスに切り替わる様子が表現されている。引き続きスペック詳細は不明だが、「Google I/O」では実機が展示され、「今夏発売」と案内された。
Android Wearって?
米Googleが2014年3月に発表した、Android OSをウェアラブルに拡張したウェアラブル向けAndroid プラットフォーム(発表時に腕時計型デバイスの開発も告知)。音声コマンド「Ok Google」によるテキスト送信やメモ作成、予定の表示などのほか、メール通知や経路案内、健康管理など、必要に応じた情報を表示できる。